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デジカメで虫を追っかけてます。きっと気まぐれな更新になると思いますです。すみません(汗)。


by Kimaru2009

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ゴマフキマダラカミキリ

ゴマフキマダラカミキリ_c0196900_2285910.jpg

ここ1~2年で、一番気合いを入れて撮影したのは、2009年5月に、ゴマフキマダラに出会ったときだ。前々から、新鮮な美しい個体に巡り会いたいと思っていたのだが、ある日突然、それが現実のものとなったのであった。

今を去ること25年も昔。当時は愛媛県砥部町(現松山市)にあったY氏のお宅におじゃまし、たくさんのカミキリムシ標本を見せていただいたことがあった。その中に、小田深山で5月(6月初旬だったかもしれない)にひこばえのビーティングで得られたという数頭の本種があり、淡い小豆色とでも言おうか、それはそれは美しい色彩をしていた。厚かましい私は、その中の1頭をちゃっかり頂いてしまったような記憶がある。

そのときから、私の中では、「小田深山」という地名と「ゴマフキマダラ」という種名とが強烈にリンクするようになっていったのだが、後日、カミキリの楽園を夢見て初めて訪れた小田深山で、私は愕然とすることになる。豊かだったはずの原生林はことごとく伐採され、そこにあったのは一面の禿げ山だったのだ。尾根にわずかなブナ林が残されてはいたものの、私の大きな期待に応えてくれるものでは、到底なかった。

そして、先の標本をくださったY氏も、今はもういない。
# by Kimaru2009 | 2010-11-23 22:11 | フトカミキリ亜科

以前の写真から

今年の秋はえらく短くて、「もう冬やな~」と思うほど朝晩、冷えるようになってきた。
こう寒くては、山へ行く気にもならず、その後、写真も全く撮っていない。う~ん。軟弱・・・。

ちょっと寂しいので、以前の写真から。
以前の写真から_c0196900_1745406.jpg

昔から成虫越冬の定番としてよく知られたラギウム君。高校生の時、佐那河内村でアカマツの立ち枯れ樹皮下から初めて採集したときは、本当にうれしかった。
四国での既産地は多くないが、主に中山帯のアカマツやモミに依存していることを考えると、かなり広く分布しているものと思う。
写真の個体は、くたびれた犬の耳よろしく触覚をだらしなく曲げているが、野外で出会ったときに、触覚を前方へビシッと伸ばした姿は、結構凛々しい(と思う)。
# by Kimaru2009 | 2010-11-13 17:55 | ハナカミキリ亜科

ベーツヒラタカミキリ

ベーツヒラタカミキリ_c0196900_2045476.jpg

 高校生の頃、夏休みに何気なく訪れた近所の神社。当時は、まだシイの大木が所狭しと茂っていて、境内は昼間でも暗いほどだった。そして、これまた何気なく、手近にあったシイ大木の部分枯れの浮いた樹皮をパリッとめくると、鈍いオレンジ色のカミキリムシが現れた。なんと、ベーツヒラタだった。
 当時のバイブル「原色日本昆虫生態図鑑Iカミキリ編」には、ベーツヒラタ発見のヒントが詳しく書かれていた。そのおかげで、神社や仏閣などのシイの大木を探すのがよいことを、駆け出しの私も知ってはいたのだが、まさか、こんな身近なところにいようとは・・・。
 それから似たような神社を何ヶ所か巡り、複数のベーツヒラタを得るに至った。

 しかし、それから30年。神社のシイ林はじわじわと規模が小さくなり、林内の乾燥が激しくなっていった。それとともに、本種の発生するような立ち枯れや部分枯れもずいぶん少なくなってしまった。この夏、本当に久しぶりに再会したわけだが、いつまでこの地で生息し続けていられるだろう・・・。 
ベーツヒラタカミキリ_c0196900_20572824.jpg

# by Kimaru2009 | 2010-10-24 20:58 | ノコギリカミキリ亜科

オオアオカミキリ

 たいへん幸運な場面に遭遇した。谷間の道路の下の斜面からカラスザンショウが伸び、ちょうど目の高さに花を付けていたのである。そして、その花の上には、大きなエメラルド色の姿がいくつも見つかった。
オオアオカミキリ_c0196900_229578.jpg

 これまでにも、ノリウツギの花に来ているものは何度か見かけたことがあったが、カラスザンショウに集まっているのを見たのは、初めてである。そもそも、たいていの場合、カラスザンショウの花は、何mも上空に咲いていて、横から眺めるなど不可能である。それが、顔のすぐ前に花を付けていたものだから、これは幸運以外の何者でもない。
オオアオカミキリ_c0196900_2216643.jpg

 夏の日差しに、緑がキラキラと輝いて、それはそれは見事だった。
オオアオカミキリ_c0196900_2215822.jpg

# by Kimaru2009 | 2010-10-16 22:17 | カミキリ亜科

イッシキキモンカミキリ

 いつのまにやら、すっかり秋が深まってきた。思い切り時期遅れになってしまったが、この夏の写真から。
イッシキキモンカミキリ_c0196900_20242571.jpg

 山間で車を留めた折りに、見上げるとクワの木。真夏の青い空、白い雲、見慣れた食痕・・・・そして、イッシキ・・・。高校生の頃から、自分的には最も真夏らしいシーンの一つだ。
イッシキキモンカミキリ_c0196900_2028356.jpg

 午前中は、クワの梢の周辺を盛んに飛び回っているが、昼頃には葉に落ち着き、あまり飛ばなくなる。それでも、注意深く目をこらせば、その美しい姿をいくつも見つけることができた。

 本種は、昔はかなりの珍品イメージがあったが、最近では、ちょっとした山あいでクワさえあれば、かなりの確率でみつかり、個体数も多い。ずいぶんとポピュラーな種になった印象がある。昔より増えてきているのか、それとも、以前は探すポイントがずれていたのか。
# by Kimaru2009 | 2010-10-10 20:32 | フトカミキリ亜科